GWである。
今年もカレンダーが悪く、4日の休み。 5月2日に休みをもらえたとしても5日。 さすがにこれではどうしようもないので、 鹿児島県内の島巡りでもしてようかと思っていたのだが、 そんなことしてて良いのか?と。 そんな普通の休みにできることを、GWにしても良いのか偽スナフキン。 と、自分に問いかけたのは、時すでに4月の半ば。 さすがにもうどうしようもなかろうと、いつものようにHISに問い合わせたところ、 フランクフルトまでの航空券に空きが。 しかもGWにしてはかなり安い。 これは行くしかない。 しかし休みは前述の通り5日間。 行けても1都市だ。 さぁどうする。 フランクフルトまでの航空券取り押さえ期間は3日。 慌てて行き先選抜大会を脳内開催。 出場はエディンバラを始めとするスコットランドドライブ、 モン・サン・ミッシェルを含むフランスドライブ、 マッターホルンをもう一度見たいツェルマット、 サグラダ・ファミリアなどを見直すバルセロナ、 よく分からんが魅力的な地中海の島にある小国家マルタ、 そしてエーゲ海の真珠、ギリシャのサントリーニ島。 小粒だが、なかなか魅力的な行き先が名を連ねた。 実質旅行できるのは、5月3日~5月5日の3日。 ドライブったって、行けるところは知れている。 かといって、その他の場所も、乗り継ぎを考えたら・・・。 今回は実に際どい試合が多く、 やっと迎えた決勝に駒を進めたのは、マルタ王国とサントリーニ島。 両島対決となったわけだが、延長再試合に次ぐ再試合。 全く決着がつかず、我輩の頭は千々に乱れた。 いずれもトランジットに難があり、いられる時間は1日半。 こんな短期間で一体何が見れるのか? 訪問国数を増やすならマルタ一択だが、マルタは出発便の時間が早い。 かといって、サントリーニ島に行くなら、 同じくエーゲ海に浮かぶミコノス島などへも行ける時に行くべきではなかろうか。 だったら、大人しくバルセロナを観光すれば・・・。 モガーッ決められん!! 結局、HISへの返答期限がやってきて、フランクフルトまでの航空券だけを購入。 乗り継ぎ便は、自前で海外LCCのチケットを押さえることになった。 それでも決めきれず、LCCの料金も上がっていくばかり。 えーいままよ!! とばかりに購入したのは、エーゲ海サントリーニ島行きのチケットであった。 サントリーニ島は、我輩が一眼レフを買うキッカケをくれた所だ。 というのも、初めて買った写真雑誌「CAPA」に掲載されていたのが、 吉村和敏氏のサントリーニ島の写真。 その写真には、島の白い建物が写っていたが、 白トビせずに明るく建物を捉えた写真を見て、 「なるほど、白はこうやって撮るのか!!写真の露出とはこういうものか!!」 と、当時の我輩は衝撃を受けたのであった。 そしてそれまで写真は独学であった我輩に、 吉村和敏氏という「心の師匠」が生まれたのであった。 というわけで、サントリーニ島は、我輩の写真のレベルを引き上げ、 且つ、吉村和敏氏を我輩に引き合わせた、まさに我輩的聖地となったのである。 そんな島に行くのだから、本当ならもう少し余裕をもって訪れたいところだが、 仮に旅行期間が長かったとしたら、他の島に行きたくなるに違いない。 この島の滞在期間は、今回の1日半より長くなることは無いだろう、 というのも、決め手となった。 今回、訪問するにあたり、バイブルを再び見るのは、自分に禁じた。 なぜなら、同じ景色を探して撮ってしまうから。 あくまで自分の目で、島の素晴らしい景色を見て、撮ってこようと決めた。 で、ホテルを押さえ、最近ではおなじみになったレンタカーを予約し、 いざ出発の日を迎えたのは良いものの、レンタカー屋からは予約確定の連絡はこなかった。 まぁ出発2日前に予約を入れた我輩も悪いのだが、さっさと返事ぐらいよこせよ。
今回の出発は、鹿児島空港から。 セントレアまで飛び、フランクフルトへ。 フランクフルトからサントリーニ島の空港「ティラ」への直行便はないので、 今日はアテネまでのフライト。 アテネに着くのは21:30。 アクロポリスの夜景を撮り直すところまでが、今夜のミッションである。 朝一の空港バスに乗り、7:00前に空港着。 鹿児島~セントレア、セントレア~フランクフルトの乗り継ぎが1時間しかないので、 鹿児島からの便は国際線扱いかと思いきや、国内線。 セントレアの乗り継ぎは、なかなかに忙しかった。 田舎からの出発は面倒だ。 しかし、しっかりスタバで出陣式を執り行うことができたので何より。 ♪人間五十年~・・・ry。 乗ってすぐに眠り、飯が終わった頃に起きて、 機内設備にUSBがないことにガッカリすると同時に、 コンセントプラグアダプターと変圧器を持ってきていないことに気付いた。 最近の電源コードは、海外の電圧でも問題なく使えるものがほとんどで、 我輩が持ってきた物も、全て240Vまで耐えられるため、 変圧器は不要だが、コンセントに刺さらなければ元も子もない。 ぬぅぅ~。 フランクフルトの空港なら何となく売ってはいそうだが・・・。 売ってるかどうか分からず、モヤモヤと8時間も過ごすというのは苦痛だった。 前夜にゲームをしなかったせいで、機内ではほとんど眠れず、 仕方ないからレ・ミゼラブルを観て過ごし、15:30前にフランクフルト着。 まずはコンセントアダプターを物色。 色々あったが、シンプルな物にした。 約1,300円。 無駄な出費だ。 続いて、鹿児島空港ではアテネまでのチケットが出なかったので、 エージアン航空のカウンターでチェックイン。 随分並ばされたのに、いざ順番がきたら、 チェックインは機械でやれ と言われ、機械でそっこーチェックイン。 (# ゚Д゚)何やねん!! アテネまでは約3時間。 咳が出て仕方ないので、 我が城から1枚だけ持ってきたマスクをして爆睡。 アテネに着いたのは、22:30前だった。 日本時間では出発から1日経った夜明け前。 こうしてみると、移動ばかりに時間を取られる旅行というのも考えものだな。 地下鉄に乗り、エヴァンゲリスモ駅下車。 リカヴィトスの丘の麓にある、St.George Lycabittus Hotelにチェックイン。 前回のアテネ旅行で利用したAstor Hotelをベタ褒めした我輩であるが、 今夜はこの後の予定を考えて、こちらにしたのだ。 部屋に荷物を放り投げ、すぐに出発。 リカヴィトスの丘のケーブルカー乗り場へ。 前は散々迷い倒してめげたものだが、今回はホテルが近いこともあって、すぐにたどり着いた。 このケーブルカーは27:00まで運行していて、我輩は24:00発で山頂へ。 はい、この景色です。 懐かしいね。 5年前の我輩も、ここで写真を撮っていたね。 機材のランクは大幅にアップしているわけで、今回は白トビしないように撮った。 あの当時、我輩はやたらに夜景を明るく撮ることが大好きで。 それは、「世界ノ夜景」という写真集の影響が大きかったのだが、 当時のデジカメではRAW撮影ができず、 白トビした写真の補正は効かなくて、帰国してしばらくしてから、 後悔したものであった。 ノドのつかえが取れた感じだな。 1時間ほどアテネの夜景を堪能し、ホテルに帰り、目覚ましを4:00にセット。 ただ同じ風景を、同じように撮り直すだけでは、 我輩の成長は語れない。 翌朝、5年前の我輩に、レベルの違いを見せつけてやることにした。 さ・・・寝よう。 Zzz・・・ |